自室へ駆け込みドアをバタンと閉める。
 私はドアにもたれかかり息を切らす。
 するとそのドアがノックされた。
「アキ、どうしたんだ?」
 私はハァハァと息を切らせているのに、追い掛けて来た声が涼やかなのが癇に障る。
「うるさい、バカっ!どうもしないよ!」
 私は八つ当たりの様な声を上げる。
 だがそんな事を気にした風も無く穏やかな声が響いて来る。
「アキ、ドアを開けて。」
 私がタクに逆らえる筈など無いのだ。
 悔しいけれど、私は不機嫌に俯いたままドアを開けた。
 タクが音も無く部屋に入って来てドアを閉めた。
 夜風に晒されて冷たくなった頬にタクの手が伸びて来た。
「一体どうしたんだ?」
 タクの優しい声が私の耳を擽った。
 思わず私はタクに抱き付いていた。
「一人の夜は寂しいの。タク、一緒に居て。」
 恥ずかしさをかなぐり捨てて、私は精一杯誘ってみた。
 タクの体が一瞬硬直した後、タクは私の体をそっと離した。
「甘えん坊だな、アキ。」
 タクは笑って私をベッドに寝かせた。
 そして枕元に腰を下ろすと私の手を握った。
「眠るまでこうしていてやるから、安心しておやすみ。」
 タクの一連の行動を黙って見守っていた私は飛び上って反論した。
「違う!そうじゃない!」
 タクが驚きに目を丸くしている。
 私は欲望に正直にタクへと手を伸ばした。

















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