「私が一緒なら迷いの森まで行けますよね?」
メイが私の方を見てニッコリと笑った。
そしてマグヌスを見てその肩に手を置いた。
「それじゃあ今度の休日の予定を立てましょう。」
二人は目と目を見合わせて、二人で部屋の中へと入って行こうとした。
私の目の前でドアが閉められ様として、漸く私は我に返り、再びドアを押さえて叫んだ。
「わ、私も一緒に行く!」
二人は振り返って私を見た。
マグヌスは嫌そうに。メイは不思議そうに。
「私が行くからアキは来なくていいですよ?」
二人からの拒絶を感じたがここは引けなかった。
どうしても一緒に行きたかった。
「私も魔法使いに会いたいから一緒に行く。いいだろ。」
二人は顔を見合わせ、仕方なさそうに頷き合った。
「分かりました。予定が決まったら連絡します。では。」
そう言って今度こそ本当にドアが閉められてしまった。
目の前で閉まったドアを見詰めて、私は拳を握りしめた。
マグヌスの部屋の中にメイがいた。
私は入れて貰えないのに。
胸の中にどす黒い感情が渦巻いた。
最初に聞いた笑い声もメイと一緒に発していたのかと思うと、居たたまれなくなった。
私は逃げる様にその場を走り去ったのだった。
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ほほほ、今日こそ更新落としたと思ったけど、何とか間に合ったわ!
今55分よ!
今日も出来たてほやほやをお届けします~(笑)