結婚式は盛大に行われ、全国民からの祝福に包まれていた。
 誰も私を”メイ”だと疑う者はおらず、”アキ”として認められた気がした。
 ただ、護衛のタクだけが何かを言いたげな表情で私を見詰めていたのが気になったが、それは些細な事だった。
 それよりも新婦のサオリにも気付かれず式を終えた事に安堵していた。
 そして初夜を迎える訳だが、”アキのパートナー”のサオリを抱く事には抵抗を覚えていた。
 当初、”アキ”になるにあたって、アキの物全てを自分の物にしようと思っていた。
 皇太子と言う地位も、婚約者であるサオリも、護衛であるタクも、今後生まれる薔薇の紋章を持った”アキの子供”も、そして輝かしい未来も。
 だが実際に肌を合わせる事を考えた時、自分でも気付かず激しい拒絶を覚えてしまったのだ。
 パートナーシステムが完全ではないと知り、それならば”アキのパートナー”のサオリを自分のパートナーにすればいいと簡単に考えていたが、人の心とは複雑なもので、”メイのパートナー”が気になってしまった。
 公にする事は出来ないが、私にも”運命の相手”がいる筈だ。
 それはサオリではないと私の勘が告げていた。
 だから事前に魔法使いにその事を相談し了承を貰い、サオリには目くらましを掛けて貰う事になっていた。
 ”アキ”として気を張っていて疲れ切っていた私は、その夜深い眠りに落ちたのだった。
















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ごめん!

今日はまた短いよ!

それよりも、この話が今後どこへ向かって行くのかが私は心配だよ。

どうしたいんだろう?

もう終わっても良いですか???(笑)

それくらい、どっちの方向へ進めば良いのか分からん!

だから書けなくて、余計に短くなる(笑)

すみません。なんとかします。

ゆる~く見守って下さいね~(笑)