ある朝いつもの様にナツを起こしに行くと、既にナツが起きて待っていた。
「おはよ、マコト。話があるんだ。」
「話ならヤりながら聞く。」
嫌な胸騒ぎを振り切る様に、俺はいつもの様にナツの股間に手を伸ばした。
だがいつもと違ってナツが腰を引いて俺の手を避けた。
「もうこういうの終わりにしよ。」
「何言ってんだよ…」
引きつった笑みが浮かぶ。
だがナツは真剣な顔で言った。
「恋人でもないのにヘンだよ。もう止めよう、ね。」
ナツの言葉が鋭い痛みとなって胸を刺した。
俺は怒り狂った様にナツに飛び付いて股間を掴み出した。
それを口に含むと我武者羅に舐め吸った。
「はぁん、ヤダ、止めてっ!」
ナツが渾身の力で俺を拒み突き飛ばした。
「僕ね、レンと付き合う事にしたんだ。だからもうこんな事はマコトとは出来ないよ。分かって。」
頭が真っ白になった。
いや、多分心のどこかでいつかはこんな日が来るだろうと思っていた筈だ。
だが認めたくなかった。
受け入れられなかった。
俺の日常が崩れていく。
「今迄ありがとう。これからもずっとマコトは僕の大事な幼馴染だよ。」
そう言ってナツは外で待っていたレンの所に走っていく。
そして二人で学校へと向かう。
俺はナツの部屋に一人取り残された。
もうこの部屋に来る事もないのだろう。
俺の役割は終わったのだ。
恋人の出来たナツに俺はもう必要ない。
ただの幼馴染に戻るだけだ。
今迄と違うのは、ナツの傍に俺の居場所は無く、ナツに触れる事も無いと言う事だ。
見守るだけの幼馴染に戻るのだ。
ナツの幸せを願い、見守るのだ。
ナツが幸せなら、相手が俺でなくてもいいじゃないか。
ナツが笑顔でいられるなら、それが俺の幸福じゃないか。
そう思いながらも溢れる涙が止まらない。
半身を引き裂かれた様に胸が痛い。
ずっと傍に居るのが当たり前だと思っていた。
ずっと一緒に過ごしていくのだと思い込んでいた。
言葉で確認などしなくても、想いは同じだと信じていた。
全ては俺の一方的な思い込みだったと言うだけだ。
ナツは何も悪くない。
ただ俺の胸が痛いだけだ。
この傷は一生癒える事はないだろう。
ナツへの想いと共に一生抱いていこう。
俺は生涯の伴侶が出来た事に笑みを漏らした。
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娘が読みたがっているのは『ファインダ○』シリーズ。
友達が面白いと薦めて来たらしい。
えぇ、とっても面白いですとも!
でもね、とってもエロいのよ!
子供が見る物ではないと思うのよ!
複雑…。
でもね、そのお友達の様に親を騙してこっそり読むよりはマシかなと思って貸す事にしました。
私の見てない所で蔵書を漁られると、もっとエロい同人誌とか見つかりそうで困るもんね(爆)
こうして子供は大人への階段を上っていくのかしら。
やっぱ複雑…(笑)