夢でも見ているのだろうか?
現実感がまるでない。
レンの言葉が頭の上を通り過ぎていく。
自分の口から紡ぎ出される言葉に真実味が無い。
一体僕達は何の話をしているのだろう?
どうして僕は俯いてしまっているのだろう?
確かマコトに励まされて、レンに正直な気持ちを伝えようと思っていた筈だ。
小説を書く無駄な時間をレンとの甘い時間に替えようとしていた筈だ。
だが、今二人の間で行われている話は何なんだろう?
これってもしかして別れ話なのだろうか?
考えあぐねているうちに、レンが部屋から出ていってしまった。
追い掛けようにも体が固まった様に動かない。
物音一つしなくなった部屋で、僕はじっと床を見詰めていた。
どれくらいそうしていただろう。
不意に寒さを感じ、僕はゆっくりと視線を上げた。
先程まで手を伸ばせば触れる距離に居た愛おしい人の姿は見当たらない。
本当に終わってしまったのだろうか?
何が?
分からない。
ただ一つハッキリしているのは、今ここにレンは居ないと言う事だけだ。
だけどそれが意図する事は一つしかない。
胸が締め付けられる様に痛んだ。
こんなにもあっけなく終わってしまうものだろうか?
そんなにも簡単な関係だったのだろうか?
何が悪かったのだろう?
誰が悪かったのだろう?
小説を書かない事はそんなにも悪い事だったのだろうか?
”小説”が、”夏野誠”が憎かった。
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昨日、お風呂上がってすぐに寝た。
朝起きたら髪が爆発してた。
娘がその髪を見て一言。
「髪ってホントに爆発するんだね。」
うん。したよ(笑)
自分でもビックリした!
慌てて濡らして直してみるが、ちゃんとは直らなかった。
今度からはちゃんと乾かして寝よう!
皆様もお気を付け下さい(笑)