翌日、僕は学校を休んだ。
 何もする気が起きない。
 ただ無為に時間だけが流れていった。
「学校休んで一体どうしたんだ?」
 学校が終わる頃、マコトが心配して訪ねてきた。
「…レンと何かあったのか?」
 マコトの言葉に頭を傾げる。
 レンと何かあったのだろうか?
 レンと何があったのだろうか?
 自分の中で昨日の事が整理出来ていない。
「……レン、何か言ってた?」
 マコトは顔をしかめて僕の問いに答えた。
「別に何も言ってなかった…。でも、様子が変だった。」
 僕の口元が微かに笑みを形作る。
 もしもレンが僕の事を気に掛けてくれて様子が変だったのなら嬉しいと感じてしまう。
 でも、きっとそうではないのだとも思う。
 レンが気にしているのは”僕”ではなく”夏野誠”なのだ。
 そう思うと形作られていた笑みはすぐに消え失せてしまった。
「お前、小説が書けなくてレンに嫌われるって気にしてただろ?あれからどうなったのか気になって……」
「マコトに関係ないだろっ!」
 ついキツイ言い方をしてしまった。
 まだその事に触れて欲しくなかった。
 僕自身、心の整理がついていないのだ。
 だがマコトが傷付いた顔をしたので僕は反射的に謝った。
「ご、ごめん…」
「い、いや、こっちこそゴメン。聞かれたくない事もあるよな…。」
 マコトが僕を思い遣って笑みを浮かべてくれた。
 その笑みが、また僕の胸を痛くする。
 でも今はまだ何も言いたくなかった。
 僕が黙っているとマコトが焦った様に話し掛けてきた。
「あ、明日は学校行くんだろ?また俺が迎えに来ようか?」
 僕の沈黙で全てを察したのだろう。
 僕がレンと一緒にもう登校しないと分かったんだろう。
 こんな時、幼馴染だとつくづく思う。
 僕は苦笑を浮かべて頷いた。
「うん、また明日から起こしに来て。」
「分かった!」
 マコトは何故か嬉しそうに笑った。
















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ひぇ~、ギリギリ間に合った!

今日の分、落とすかと思った!

書き書きする時間が全然取れなかった!

間に合って良かった!

綱渡り更新、心臓に悪い…(笑)