城に戻ると父に呼ばれた。
リンの家庭教師を終わらせてしまった事を報告しなくてはならない。
怒られるだろうか?
ハル達と一緒に勉強をしたいと言って、許して貰えるだろうか?
カズイは憂鬱な気持ちで父の元へと向かった。
「魔法使いから連絡を受けた。魔法使いの元で学ぶ事はもう無いので、これからは年の近い平民の子と新たに学ぶのが良いと言われたが、どうなのだ?」
リンがそんな風に口添えしてくれているとは思いも寄らなくて、カズイはしばし呆然とした。
「平民の学友は既に選んであると言っていたが?」
「は、はい。まちでやどやをやっているソウマハルオミくんとマユさんです。これからいっしょにまなんでいきたいとおもいます。」
「ふむ、それも良かろう。だが、魔法使いの元で学ぶ事はまだまだあったのではないか?」
父がカズイをじっと見詰めた。
「…いまのじてんでまなべることはすべてまなんだとおもいます。」
カズイはリンと過ごした日々を思い返していた。
最初は狩りをし、食べると言う行為について学んだ。
歴史や法学、数学や剣術なども高度に身に付けた。
身の回りにある様々な事を色々な方面から学んできた。
確かにこの身は成長した筈だ。
リンから学び、得た知識は、かけがえのない宝物だ。
だから自信を持ってカズイは父を見た。
「分かった。明日からはその者達と学ぶが良い。」
「ありがとうございます。」
「礼には及ばぬ。その代わりしっかりと学ぶのだぞ。」
「はい!」
カズイは元気に返事をした。
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また先生の話(笑)
今度は部活の顧問について。
子供の部活動だから、指導する先生によって全然違うのよね。
うちの近くの学校は、数年前まで吹奏楽でトップクラスで、全国常連だったのね。
その代わり、活動時間は長いし休みは無いし、先生の指導もメチャ厳しくて、吹奏楽部に入ると勉強が全然出来ないって言われていた。
それでも人気があって、親も子供もスゴク頑張っていた。
それが先生が転勤でいなくなると、普通は吹奏楽部なんだから音楽の先生が顧問をするのだけど、前任者が偉大すぎたのか、音楽の先生が嫌がって、大した経験も無い新卒の先生に押し付けた。
何も分からず新卒の先生は頑張ったのだけど、やっぱり指導力が無くて、コンクールの結果は散々だった。
するとキレたのが親だった。
1年生の親は前任者を知らないのでそうでもなかったようだが、2・3年生の親はカンカン!
保護者会を開いて先生を吊し上げにしたそうだ。
あの指導者がいたから今迄良い結果が出てたので、先生が変わればダメになるのは目に見えていたのに、全ての責任を何も知らない新卒の先生に押し付けた他の先生達(特に音楽の先生)が信じられなかった。
もうね、何も知らない新卒の先生が不憫でかわいそうだった。
最後の方にはノイローゼっぽくなって、結局一年で先生を辞めていった。
この不況の中、折角先生になれたのにね。
その後は音楽の先生が顧問をしたのだけれど、この一年間のクッションがあったお蔭で、コンクールの成績が振るわなくても前の新卒の先生よりはマシと思われクレームは来なくなったらしい。
でも、人として間違ってないかい?
私はちょっと信頼出来ない。
とか思ってたら、今になって娘に被害が出てきたよ(怒)
やっぱり信頼出来ない人だった。
周りの人に話を聞くと、みんなあの先生は全然頼りにならなくてダメだって知ってた(笑)
みんな諦めて我慢していた。
なんでこんなにダメな先生ばっかりなのだろう?
たま~にスゴク良い先生もいるんだけど、なかなか当たらない(笑)
まぁ、これも社会勉強と思って我慢するしかないのかな。
辛いね(涙)